たっくんとりんちゃんへ

お母さんからの手紙~人を育てる、すべての人へ

女の子にとっては、母親の期待が、自らの夢や目標になる?

娘に自分の期待を押し付けてしまわぬよう、気を付けているというお母様がいらっしゃいます。
「女の子は、その母親の期待が、そのまま自分の考えになってしまうから、影響を与え過ぎないように気を付けている」とのことでした。

 

私もその話をうかがって、思い当たる節がたくさんありました。

私自身が、いまだに、母親の期待に応えようという気持ちが多く働いているからです。

 

たとえば、一番大きなことで言うと、私が小さいときに母親が何度か言った話し。

姉の二人いる三姉妹である私を妊娠した時、そのころお参りをしていたところの神主さんに母は、

「三人目も女の子かもしれないけれど、この子が、親を幸せにする。」と言われたそうです。

これにもう私は暗示にかかっていて、そういうことのために、私は生まれた。ような気さえします。

 

ただし私の場合は、母親を反面教師にしている部分も多いので、母親が指図してきたりすると、反発します。

ですから、私は、母親の言うああしろこうしろには聞く耳を持たないけれど、母の幸せを願う気持ちが強いと思います。

 

そういう面では、娘というのは、母親にとって、とてもありがたい存在と言えそうですね。母親の幸せが、自分の幸せでもあるという、そういう同一視しているところは、男女間や男同士ではもう少し希薄かな、と夫や息子を見ていても、感じます。