たっくんとりんちゃんへ

お母さんからの手紙~人を育てる、すべての人へ

子育てはいいもんだ

結構、子育てはたいへんなものです。
ただし、次に生まれてくるならば、やはり母親になることを希望します。
私は子育てをして、自分の人生を生き直しています。
悔いを残さないようどこまでも努力のできる、真剣に向き合える仕事だと感じています。

子供にとって母親は、初めて出会う人間関係であり、その関係が、その後の人への基本姿勢になると思います。
と言いますのも、私の母親は、おおらか(おおざっぱ)で、社交的(八方美人)で、人が好い(馬鹿を見る)というような人なので、私が人間というものの本質として考えている性質はそのようなものです。

私は、たっくんとりんちゃんから、どのような人物像として語られるのでしょうか。
できるだけ自画像に近いものとして描いてほしいものですが、人の感じ方などあてにならないので、私は自分の考えをどんどん発しています。
そこに、自画像と、モデルとしての自分に、特に我が子の絵には、相違がないようにしたい。
私の考えを伝えたい。

このように書いていると、遺書のようで、たっくんと林ちゃんとの別れを思うと、涙まで出てきてしまいますが、私は悔いのないように生きたいので、このようなものを書き続けたいと思います。