たっくんとりんちゃんへ

お母さんからの手紙~人を育てる、すべての人へ

生き物を飼う(続)

生きてたね!オタマジャクシ。
埋めようと土の上に置いたら、実はまだ生きていた!

でもまたこりもせず、ザリガニを釣ってきて、飼っている私。
世話が厄介だし、気になるし、飼ったことをものすごく後悔はしているけれど、
やっぱり自分と重ねてみちゃうな、
人間と比べてしまうな、
いろいろ考えてしまうんだよね。

ザリガニは自由を奪われて、でも食物連鎖の恐怖からは逃れられて、という状況にあって、人の世界の会社員と似ている。

逃げ出したザリガニが、数日後からからで横たわるのを見つけて、たっくんは、「逃げなきゃいいのに・・・」とつぶやいた。

何のために生きているんだか、自分のこと、よく考えてもみました。
会社員をやめて、思うように生きたいと考えている私。

生き物だから生きる、そして必ず死ぬ、というところなんかは似ているけれど、
ザリガニと人が違うのは、考えて生きていることだと思う。

歴史に学んだり、自分の状況を考えたり、分からないことを調べたり、どうにかして生きていこうと考えるのは、人の特徴だと思う。
自分の知りえたことや、考えたことを人に(とくに子供に)伝えようとするのも、生き物としての素晴らしい特徴だと思う。

人に生まれたからには、学び、考え、生きていきたいな。